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薬と鬱の海を泳ぐ

作家志望20代女の鬱病闘病記

憑き物が落ちて / 千早茜

昨日好きなバンドのライブに行って、一気に憑き物が落ちたような気がした。

そこには私の聴くべき曲があり、居るべき場所が用意されていた。

 

とは言っても今日も私はお酒を飲み、レタスを飲んだ。

先日好きな人が来ないことになった時に、60くらい入れて、訳の分からない文章を彼に散々送りつけ、友人に電話をし、激しく後悔した。

もうレタスでああいった失敗はしたくない。

オーバードーズを何のためにしているのか。私の場合は、全部忘れる為だ。全部を吹き飛ばす為だ。憂鬱とか、悲しみとか、憤りとか、拭い去れないもの全てを。

 

無感動が治った、のかもしれない。

千早茜の『眠りの庭』を読んでいる。

千早茜は『あとかた』で知った作家だ。

なんて繊細で、脆くて痛々しくて、息ができないような読み心地を与える作家だろうと思った。目に浮かぶような写実性があるのに、どうして性描写だけ、夢のように朧なのだろう。私がそう感じるだけではないはずだ。そこには明確な意図か、或いは作者の特徴があると思う。

セックスは何よりもリアルなものだと思う。それなのに、この作家の描く世界では、砂糖菓子のように舌の上で溶けていく。

 

アルコールで久々に頭が痛い。